※本記事では2024年2月21日に開催された楽楽B2Bを導入いただいている株式会社サザコーヒーホールディングス様との共催セミナーの様子をお届けします。
BtoB ECを早くに導入したことで業務時間の大幅な削減と売上アップを実現した事例をご紹介します。
結論：BtoB ECは今すぐやるべき
FAXや電話などのアナログ注文が多く、残業時間が多かったサザコーヒー社。営業担当が日中以外の時間で、長時間伝票登録を行っていたため、本来の営業活動に注力できていないことに課題を感じていました。
BtoB ECを導入したことで、業務時間の大幅な削減ができ、売上も大きく伸長したことから、卸取引のWEB化はすぐやるべき、とコメントをいただきました。
株式会社サザコーヒーホールディングスの会社概要
株式会社サザコーヒーホールディングス
所在地：〒312-0043 茨城県ひたちなか市共栄町8-18
1969年創業以来「素材第一主義」をモットーに、現地を訪ね歩き生産者との厚い信頼関係により最高品種のコーヒー豆を厳選して買い付け、目と手で確かめながらていねいに焙煎したコーヒーを販売しています。
茨城人気のカフェサザコーヒー。コロンビアに自社農場を持ち、こだわりのコーヒーを販売。世界を訪ね歩き、生産者との厚い信頼関係により最高品種のコーヒー豆を厳選して買い付けしています。ゲイシャについては日本で最も専門性をもって販売しています。
＜ご担当者様＞
製造部 次長 会沢智 様
導入前の課題
まずは、BtoB ECを導入する前にサザコーヒー様が抱えていた課題について3点説明します。
①アナログ注文による課題
「この会社に入ったとき、紙の注文書が山積みされていて、昭和の仕事かと思った」とコメントしていた会沢さん。
閑散期での1日の注文件数は約60件。1件の注文での明細数は50近く来ることもあるようです。その注文のほとんどがFAXや電話で、受注登録の際は大量の紙を都度見ながら行っていたサザコーヒー様。FAX注文の場合、約3件に1件、文字がつぶれてしまい、電話で注文内容の確認を行っていたとのことで、1件の処理に莫大な時間がかかっていました。
②バックオフィスの属人化による課題
決められた社内運用の取り決めがなかったため、業務の再現性を確保できていなかったサザコーヒー様。
また、外出中でも「いつものやつ頼むね」と電話注文があることも多く、決まった人での対応を余儀なくされていました。
③営業活動の課題
営業担当者が毎朝伝票登録を行っていたため、本来のルート営業の準備が出来ていなかったサザコーヒー様。BtoB EC導入前は、大量の明細が書かれたFAXの注文書が山積みでした。アルバイトの事務員にも伝票登録対応をお願いしていましたが、保育園等の呼び出しで業務できない状態になった際は、営業の負担が大きく増え、残業時間が増えていく一方でした。
導入後どうなったか？
①アナログ注文の工数削減
2021年→2022年にかけて、全体の業務時間を3,693時間削減させることが出来ました。大幅に減らすことができた理由は、朝と夜に基幹システムへ手動で入力していた伝票登録の時間を短縮化できたところです。1営業マンあたり、平均1日4時間費やしていた業務が不要になりました。
②発注側の手間も削減
もともと電話やFAXで注文を行っていた顧客から「注文がしやすい！」と好評いただきました。個人で利用しているネットショッピングと同じ手順で発注処理が出来るBtoB EC。長らく続いていた商習慣を変えることに対して、ハードルの低さを感じてもらうことが出来ました。
③営業活動の強化による売上アップ
事務作業を大幅に削ることができ、営業が本来すべき活動に専念することが出来たサザコーヒー様。新規取引先拡大の時間を割き、2021年→2022年にかけて、売上を131.8%アップさせました。また、まだ競合他社がBtoB ECに取り掛かっていないので、広告費用を大きくかけなくても、サイトの存在を新規顧客に認知してもらうことが出来たため、少ない予算での新規取引先獲得にも成功しています。
まとめ「BtoB ECは今から始めるべき！」
「顧客関係強化のためには、基盤が大事」と語る会沢さん。
BtoB ECは、業務の効率化と売上アップの施策を同時に、限られた予算内で出来るので、今から始めるべき、とコメントいただきました。
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