なぜユーザー交流会を開いたのか
楽楽B2Bは、利用企業がDXを進め、事業成功につながるようにサポートを続けています。
その中で、よりDXを加速させるためには、楽楽B2Bを利用しDXを目指している企業同士での意見交換が不可欠だと考え交流会を実施しました。
交流会は以下のように進行しました。
- 交流会を通して実現したい未来について共有
- 参加者同士での名刺交換タイム
- ユーザー登壇
- 質疑応答
- 交流会
今回のご登壇者
参加者同士での名刺交換タイム
まず参加者同士を知り、オープンなマインドの会にするために参加企業の紹介と名刺交換の時間をとりました。
始めに司会から参加企業の業種や楽楽B2Bの利用年数を紹介しました。参加者は20名ほどで、登壇者と同じく食品業界の方もいましたが、電子部品卸や工業用薬剤卸など幅広い業種の方々が参加いただきました。
その後は30分ほど名刺交換の時間とし、自由に会話をしてもらいました。こういった会に参加する方々ですので、率先してコミュニケーションをとっていました。
サザコーヒーホールディングス会沢さんの登壇:受発注業務をデジタル化するために行ったこと
名刺交換が落ち着いた後、楽楽B2Bを3年以上利用しているサザコーヒーホールディングスの会沢さんにご登壇いただき、導入前後の状況変化、導入の過程で行ったこと、思っていたように進まなかったことなどを話していただきました。
サザコーヒーホールディングスは茨城県ひたちなか市に本社を置き、コーヒー焙煎製造・喫茶店経営を行っています。
楽楽B2B導入前はアナログ注文による受注工数圧迫、営業活動時間の不足、バックオフィスの属人化といった課題を抱えていました。
楽楽B2Bを導入することで導入前の1年と比べると3,000時間以上の労働時間を削減し、売上は1.3倍以上に伸びました。これからさらに伸ばせる想定とのことです。
導入で大変だったことは、既存の顧客にシステムを使ってもらうことでした。システムを浸透させるため、1社1社取引先を回って使い方を根気強く教えましたが、一定数システムを使ってくれない顧客もいました。そういった顧客に対しては深追いせず、システムを利用してもらえる顧客だけを巻き込んでいき、今では30%の受注をデジタル化したそうです。ここからWEB注文の比率を伸ばすため、新規の方には必ず楽楽B2Bを使ってもらうように案内しているとのことです。
カートシステムを導入しただけでここまで仕事が変化するとは思わなかったとおっしゃるほど、状況は変化したそうです。
利他フーズ猪本さんの登壇:どうやってBtoB-ECで売上を伸ばしたのか
次に、楽楽B2Bを4年ほど利用している利他フーズの猪本さんにご登壇いただき、どんな方法でBtoB-ECサイトの売上を伸ばしていったのか具体的にお話いただきました。
利他フーズは熊本県熊本市に本社を置き、馬刺しを中心とした食品・ペットフードECを合計20店舗ほど運用していて、馬刺し・馬肉の通信販売年間売上日本一の実績があります。馬刺しの購入を検討したことがある方は、利他フーズの商品を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
ターゲットは個人・飲食店と、BtoCとBtoBが混在していますが、、以前はECサイトが1つしかないことで、個人と飲食店を明確に区別出来ず、最適なサービス・商品を案内することができなくなっていました。そこで、楽楽B2Bを導入し、BtoCのECサイトからBtoBに特化したサイトを分けました。
サイトを立ち上げてからまず行ったことは、架け払い決済の導入などBtoBのECサイトならではのメリットづくりと既存のECサイトからの誘導です。並行して、BtoB専用カタログの作成や幅広い広告媒体でテストマーケティングを行い、効果の良いものにより多くのお金を投資していくことを行い、結果的に毎月100店舗の新規顧客獲得を達成しました。
また、当日その場限定で、実績に裏付けられた戦略を惜しげもなくお伝えいただきました。
質疑応答
お二人にご登壇いただいた後、質疑応答の時間をとり、実際に楽楽B2Bを利用している参加者から、知りたいことを直接聞いてもらいました。
質問は大きく2つに分かれ、1つ目は導入時、システムを社内外に使ってもらうためにはどうしたか、2つ目はBtoBのECサイトを用いて施策を行っていくときの戦略についての質問でした。
質問の一部を以下で紹介します。
・導入時、顧客と社内の人間それぞれにどうやって楽楽B2Bを使ってもらうようにしましたか?
回答:顧客に対しては期日を決めずに寄り添って、ひたすらメリットを伝え続けていき、社内には導入前後の状況で違いを明確にして有効性を理解させ協力者を増やすようにする。
・実際BtoBのECサイトを使って新規獲得を行う際のトライアンドエラーの基準はありますか?
・SEO強化のやり方を教えてください
回答:こちらは細かい数字までお答えいただいたため、内容は当日限定となりますが、実際に楽楽B2Bを導入し、売上を増やしたユーザーからこういった話を聞けることは本当に良い機会になりました。
交流会
最後に、参加者同士で実際どのように運用しているのか、お酒を飲みながら情報交換する時間をとりました。新しい視点やつながりを持つことで、抱いている悩みの解決につながる良い機会を作ることができていれば幸いです。
交流会の運営メンバーもユーザーが普段利用していてどういった部分に困っているのか、どこの改善を求めているのかをフランクに聞くことができ、サービスをより良くしていくための原動力になりました。
まとめ
BtoB-EC業界では、多くの事業者が従来の業務に加えて、BtoB-ECの運営を行っていますが、
BtoC-ECと比較して成功事例が限られ、確立されたセオリーが存在しない中での運営は、日々のモチベーション維持にも大きな影響を及ぼしています。
今回の交流会では楽楽B2Bのユーザーという繋がりがあるからこそ話せる内容があり、会での会話はユーザーの事業推進に繋がるきっかけになったと考えています。
今後も楽楽B2Bを提供するプラットフォーマーとして、ユーザーの利益最大化に繋がるように交流会の運営を続けていきます。