自社ECサイトを運営しているものの、「売上が頭打ちになっている」「広告を出しても思ったほど効果が出ない」と感じていませんか?近年、EC市場は競争が激化し、自社ECサイトだけで集客し続けることはますます難しくなっています。
そんな中、多くの企業がモール出店やBtoB ECの導入により、新たな販路を開拓し、売上を拡大しています。
この記事では、自社ECサイトだけでは売上が伸び悩む理由と、それを解決するためのモール出店とBtoB EC導入のメリット を詳しく解説します。
1つのECサイトだと売上が伸び悩む理由
自社ECサイトだけではリーチできない潜在顧客層がいる
自社ECサイトを運営している場合、SEOや広告運用によって集客を行います。しかし、 すでに認知している顧客しか訪れないという課題があります。たとえば、ブランド名で検索して来訪するユーザーは一定数いますが、 まだ自社ブランドを知らない顧客にアプローチする手段が限られます。
広告コストと集客効果のバランスが悪化しうる
自社ECサイトでの集客は、多くの場合、広告運用に依存しています。
しかし、 広告単価は年々上昇しており、以前と同じ予算で得られる集客数が減少しているのが現状です。特に、小規模なECサイトでは、限られた広告予算で十分な売上を確保するのが難しくなります。
競合他社との価格競争に巻き込まれるリスクがある
自社ECサイトでは、価格設定の自由度は高いものの、 競合サイトと比較されやすいため、価格競争に陥るリスクがあります。
特に、同じような商品を扱っている場合、 価格を下げることでしか競争力を保てないという状況に陥ることもあります。
以上のように、EC市場で成長し続けるためには、 1つの販売チャネルに依存せず、多角的に販路を拡大することが重要です。
そのための方法として、モール出店とBtoB ECの導入を今回はご紹介します。
ここからは、それぞれのメリットについて説明します。
モール出店がおすすめな理由
モールとは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのような、複数の企業や店舗の商品が一つのサイトに集まったインターネット上のショッピングモールです。
既にプラットフォームの基盤があるため、自社サイトのように1から作り上げる必要はありません。
1. 圧倒的な集客力で新規顧客を獲得できる
モールは、既に多くのユーザーが利用しているサービスがほとんどです。
自社サイトではリーチできなかった顧客にも、モール経由で自然に商品を見てもらえる機会が増えます。
2. 信頼性の高いプラットフォームで購買意欲を引き出す
消費者の多くは、 知名度の高いモールでの購入を安心と考える傾向があります。
そのため、ブランドを知らなくても、モール内での評価やレビューを参考に購入するケースが増えます。
3. モール内の販促機能で効果的なプロモーションが可能
モールには、ポイントキャンペーン、クーポン、広告枠などの販促ツールが充実しています。
これらを活用すれば、 自社ECサイトでは実現しづらい規模のプロモーションを展開でき、売上アップにつなげることが可能です。
4. 出店が簡単で初期投資を抑えたチャレンジができる
モール出店は、自社ECサイトをゼロから構築するよりも簡単に始められます。
そのため、比較的リスクが少なく始めることが可能です。
BtoB ECがおすすめな理由
BtoB ECとBtoC ECの違いは、こちらをご覧ください。
1. BtoB市場は規模が大きく、安定した需要が期待できる
BtoB取引は、BtoCに比べて取引額が大きい傾向があります。
特に、企業向けの仕入れニーズがある商材であれば、BtoB ECを活用することで安定した収益を確保できます。
実際、2023年日本国内のBtoB ECの市場規模は465兆2,372億円を記録しました。また、商取引全体におけるECの利用率を表す「EC化率」に関しては、40%となっており市場参画する余地はまだまだあります。
なお、BtoC ECの市場規模はBtoB ECの約1/40の14兆6,760億円です。
このことから、BtoB ECの市場規模の大きさが分かるかと思います。

経済産業省「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」
2. 法人向けに特化したサービスでリピート率を高められる
BtoB ECでは、法人向けの大量購入割引や導入事例の紹介、掛け払い対応、OEMの商品販売などを実施することで、リピート率を向上させられます。
3. 顧客ごとに柔軟な価格設定や条件調整が可能
BtoB取引では、 取引先ごとに価格や販売条件を変える仕組みが求められます。
BtoB ECは基本機能として、会員ごとに価格や販路、支払方法の制限をかけることができます。
4. 販売店ビジネスとしての販路も拡大できる
また、自社のみでは開拓できていない顧客層に対して、販売代理店が代わりに営業してくるメリットもあります。
販売代理店が仕入としてBtoB ECを利用してくれることで、新たな販売経路の獲得と売上アップに繋がります。
まとめ
ECサイトの売上アップを伸ばすためには、モール多展開やBtoB ECの立ち上げが必要です。
弊社では、モールや自社サイトの受注・在庫情報を一元管理できる「アシスト店長」とBtoB ECに特化したカートシステムの「楽楽B2B」を提供しています。
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